リーダーに最も必要な資質は『真摯さ』である
リーダーに最も必要な資質は真摯さである
ピーター・ドラッカーの言葉です。
[ピーター・ドラッカー]
私のブログをお読みの方はドラッカーが好きな方も多いと思います。
私も好きです。
この言葉も、きっかけは先生からいただいたものでした。
「ドラッカーは言う」と前置きされた上で、力強く発せられたのを今も鮮明に覚えています。
えっ!?マンガ版を購入してませんでした?
あっ、そうですね。
「もしドラ」で有名になった「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」も購入しましたが、エッシャル版を読んだ後ですよ。(名誉の為に補足)
マネジメント 【エッセンシャル版】130頁
マネジメントにある、私が最も印象に残った章を引用させていただきます。
人を管理する能力、議長役や面接の能力を学ぶことはできる。
管理体制、昇進制度、報酬制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずることもできる。
だがそれだけでは十分ではない。
根本的な資質が必要である。真摯さである。
事実、うまくいっている組織には、必ず一人は、手をとって助けもせず、人づきあいもよくないボスがいる。
この種のボスはとっつきにくく気難しく、わがままなくせに、しばしば誰よりも多くの人を育てる。
好かれている者よりも尊敬を集める。
一流の仕事を要求し、自らにも要求する。
基準を高く定め、それを守ることを期待する。
何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない。
真摯さよりも知的な能力を評価したりしない。
このような資質を欠く者は、いかに愛想がよく、助けになり、人づきあいがよかろうと、またいかに有能であって聡明であろうと危険である。そのような者は、マネージャーとしても、紳士としても失格である。
マネージャーにできなければならないことは、そのほとんどが教えてもらわなくても学ぶことができる。
しかし、学ぶことができない資質、後天的に獲得することのできない資質、始めから身につけていなければならない資質が、一つだけある。
才能ではない、真摯さである。
それから私は『真摯さ』とは何か?を探し求めました。
『真摯さ』とは何か?
ここまで読み進めていただいて、あなたは真摯さとはなんだと思いますか?
色々な書物を読んでも、ネットを検索しても、それぞれの『真摯さ』の解釈があるものの、明確な答えは出てきません。
結局私にもわかりません。
創業期に必要な真摯さと、倒産寸前の状況で求められる真摯さは違うでしょう?
5人の組織と200人の組織に求められる真摯さも違うものであると思います。
テテマーケティングの『真摯さ』とは?
最終的に私は、【真摯さとは、真摯さを探し求めること】と定義しました。
真摯さが結局何かわかりませんから。
でもその時々の状況において求められる真摯さを常に考え、行動することが重要なのかなと思っています。
下はテテマーケティングの経営理念になります。
ちょっとドラッカーに影響されすぎですか?
tetemarketing | 経営理念 |
ミッション | 今日と明日を生きる |
ビジョン | あなたに最も必要とされるメンバーへ |
バリュー | 知識に優位性はない、行動し習慣化して、仕組化して価値が生まれる |
スタンス | ・勇気、正直、誠実、謙虚、好奇心 ・一流を要求し、自らも一流たれ ・何が正しいかだけで判断し、誰が正しいかを考えない |
スローガン | 真摯さを探す旅人たれ Traveler looking for integrity. |
経営理念はリーダーの言行一致の物差しになります。自分が迷った時に一番頼りになる「過去の自分」という見方もできます。
零細企業にこそ、経営理念が必要な理由がここにあります。
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