何かを始める前に何かを捨てよ
何かを始める前に何かを捨てよ
この言葉は、私の先生からいただいた言葉ですが、先生もドラッカーのお言葉を拝借したとおしゃっていました。
人はついつい追加することで改善を図ってしまうものです。
気が付いたら「過積載」
組織や商品機能がどんどん重くなって身動きが取れなくなっていたり、
改善したつもりが、売上が上がらなかったり、生産性が落ちていたり、利益率が下がっていたりといった経験が誰しもあるはずです。
ミニマリスト
ミニマリストという言葉をよく耳にするようになりました。
多くの書物やセミナーも開催されています。
シンプルであることは一見簡単そうであるけれども、シンプルにそぎ落とすという事は非常に頭を使います。
何が一番大切なのかを吟味する必要があるからです。
追加追加の改良は、何が一番大切か?を放棄した結果であり、怠惰だとも言えます。
生活におけるミニマリストが良いものなのかは私にはわかりませんが、
少なくともビジネスにおいて、何かを始める前に何かを捨てよの精神は大事だと考えます。
スティーブ・ジョブズ
Simple can be harder than complex. You have to work hard to get your thinking clean to make it simple. But it’s worth it in the end because once you get there, you can move mountains.
- Steve Jobs(スティーブ・ジョブズ) -
シンプルであることは複雑であることよりもむずかしい時がある。物事をシンプルにするためには懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。だがそれだけの価値はある。なぜならひとたびそこに到達できれば山をも動かせるからだ。
Deciding what not to do is as important as deciding what to do.
- Steve Jobs(スティーブ・ジョブズ) -
最も重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決定することだ。
ピーター・ドラッカー
イノベーションの戦略 [ピーター・ドラッカー]
◆イノベーションの戦略
イノベーションの戦略は、既存のものはすべて陳腐化するものと仮定する。
イノベーションの戦略の一歩は、古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨てることである。
イノベーションを行う組織は、昨日を守るために時間と資源を使わない。
昨日を捨ててこそ、資源、特に人材という貴重な資源を新しいもののためだけに開放できる。
ネット通販の売上アップも同じ。色々と手広く挑戦しすぎていませんか?
テテマーケティングでは何が必要で何が不要か、既存ビジネスの優先順位をつけて前に進むためのお手伝いもしています。
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