敵を知り己を知れば、百選して殆うからず
敵を知り己を知れば、百戦して殆うからず
「孫氏の兵法」として有名な兵法書。武経七書の一つとされています。
[孫子の兵法]
紀元前500年ごろの中国春秋時代の軍事思想家孫武の作と言われていますので、つまり、今から2500年以上も前の教えということですね!
技術の変化はこの2000年で目まぐるしいですが、人間の頭の出来は既に何千年も前から完成しているという事ですかね?
我々も頑張りましょう!
この意味は、
敵の実力や現状をしっかりと把握し自分自身の事をよくわきまえて戦えば、何度戦っても勝つことができる
ということです。
なんだ当たり前のことじゃないか?と思った人もいるかと思います。
でも、意外とできないものです。
それは、人は日々の業務に忙殺され、観察の力が衰えるからです。
また、企業の目的は「顧客の創造」という、本来の目的を見失うからです。
ネット通販で「己を知る」とは?
では、ネット通販で「己を知る」とはどういう事でしょうか?
テテマーケティングでは「キーワード=市場」という言葉を使って、こちらで詳しく説明しています。
楽天退店前に試すたった2つの方法と4つの理解【キーワード=市場】
是非、時間を見つけてご覧になってください。
ネット通販で「敵を知る」とは?
続いて、ネット通販で「敵を知る」という事です。
敵というとニュアンスが少し異なってしまいますが、テテマーケティングでは「敵」を「観察すべき相手」と捉えて「お客様」としています。
これは「Bさん」という言葉を使って、こちらで詳しく説明しています。
楽天退店前に試すたった2つの方法と4つの理解【Bさん】
ぜひ、時間を見つけてご覧になってください。
大切なものほど忘れがち
大切なものほど忘れがち。
ラブソングの歌詞にありそうなフレーズですが決してそういうわけではありません。
冒頭で申し上げた通り、ビジネスにおいても、またどの企業においてもよくある事です。
「敵を知り」「己を知る」単純で当たり前の事ですが日々の業務に追われて結構忘れがちです。
大切ではないことに、人はなんて時間を浪費してしまうのだろう?
(ジョン・レノンが言ったとか言わなかったとか?)
では、大切なことにより多くの時間を割くためにはどうしたらよいのでしょうか?
そこでテテマーケティングでは、マーケティング3Cの強化月間!を設ける事をおすすめしています。
マーケティング3Cとは?
マーケティングの3Cとは
- Customer(市場・顧客)
- Competitor(競合)
- Company(自社)
の3つの頭文字のCを取っています。
Customer(市場・顧客)は『相手を知る』、Competitor(競合)は『敵を知る』、Company(自社)は『己を知る』と捉えてよいのではないでしょうか?
これを毎月順を追って強化月間として問題の発見と解決を繰り返していくのです。
実施月 | 課題の発見と対策 | 実施例 |
1月、4月、7月、10月 | Customer(市場・顧客) | ・顧客の創造をテーマに顧客の課題を探索する ・利益率の最も高い商品の顧客を知ることで、より利益率の高い商品を開発する |
2月、5月、8月、11月 | Circumstance(環境) Competitor(競合) | ・マーケットに及ぼすチャンスや脅威をおさらいする ・競合状況を把握し自社の強みをさらに伸ばす |
3月、6月、9月、12月 | Company(自社) | ・生産性が低下し利益率が下がっている部分を発見し利益率の向上と社員のモチベーションアップを実現する ・取引先の課題を解決し納期の短縮を図る |
継続的に繰り返し行うことが重要です。
つまり、日々の業務の中では、昨日の仕事や今日の仕事に追われ、明日の仕事、すなわち明日の会社を作る仕事が隅に置かれがちです。
現場の責任者が優秀であればあるほど、現場チームは今日の仕事の最適化に全エネルギーを注ぎます。
そこで、この強化月間を作ることで、組織的に明日の会社を作る仕事の優先順位を高める事が、この取り組みの本当の狙いです。
行動と習慣化が重要なのですね
言うは易し行うは難しであれば、テテマーケティングが『行動し、習慣化まで』お手伝いをさせて頂きます。
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